【第4回】見た目も味も可愛すぎ!笑顔が生まれる絶妙な相性です

羽二重餅<いちごクリーム> × 紅茶<ミルクティー>

紅茶は種類を選ぶ楽しさもありますが、ストレートやミルクティー、アイスティーなど、同じ紅茶でも飲み方によって違うムードが楽しめることも大きな魅力です。紅茶好きで知られる国イギリスでは、全体の97%が紅茶にミルクを加えるというデータがあるほど、ミルクティーの人気は圧倒的。濃い目の紅茶に冷たいミルクを加えた飲み方は、イギリス人にとってもっとも身近で日常的なシーンといえましょう。

いちごクリーム羽二重餅

おいしいミルクティーを味わうには、茶葉の選び方やいれ方が重要になります。ミルクをたっぷり加えてもその味わいに負けることのないような、しっかりとしたコクのある、そして濃い目の味わいの紅茶が、ミルクティーにはよく合います。産地別の茶葉でいうと、アッサム、セイロン、ケニアなど。ブレンドティーでは、「イングリッシュブレックファスト」や「ミルクティーブレンド」などを選ぶとよいでしょう。リーフティーでいれる場合も、ティーバッグを使用する場合も、少し長めの時間蒸らすのがポイント。製品パッケージに記載されている抽出時間を参考にし、たとえば「3~4分」と記載があった場合は長めの「4分」の蒸らし時間にするとよいでしょう。少しぐらい濃くてどっしりした味わいのほうが、ミルクをいれてもバランスよく仕上がります。

加えるミルクは、市販の牛乳を温めずに使用します。ミルクは温めると独特のミルク臭が立ち、紅茶の繊細な香りを消してしまうため適しません。ちなみに、カップに入っている紅茶にミルクを加えるよりも、先にミルクを入れたカップに熱い紅茶を注ぐほうが、味わいがまろやかになっておいしいとのこと。これは、2003年英国王立化学会が発表した「究極のおいしい紅茶のいれ方」で紹介されたもので、ミルクに含まれるタンパク質の温度による変化がゆるやかなほうがよいという化学的根拠に基づいた内容でした。

おいしいミルクティーが入ったら、ここに合わせたい羽二重餅は「いちごクリーム入り羽二重餅」。鮮やかでかわいらしいピンクの色合いがじつにキュートで、これだけでも笑顔になります。ふんわりした食感の中から口の中に広がるのは、いちごの甘い香りとやさしくかわいらしいクリームの味わい。ここに熱いミルクティーをひと口。幼い頃のおやつの時間を思い出すようなノスタルジックな世界の中で、羽二重餅のやわらかさと、いちごクリームのやさしい甘さが、まろやかなミルクティーと溶け合います。

いちごクリーム羽二重餅

この味わいのハーモニー、なんてかわいらしいのでしょう。お友達と一緒のティータイムなら、きっとおしゃべりも弾みます。お子さんとのおやつの時間も、特別なひとときになりそう。幸せなティータイムって、きっとこんな時間のことを言うのだと納得できる、そんな味わいの楽しみを作り上げてくれる、いちごクリームとミルクティーの絶妙の相性を、ぜひ味わってみてください。

斉藤由美(英国紅茶研究家/ライター)

斉藤由美(英国紅茶研究家/ライター)

日本紅茶協会認定ティーインストラクター、ティーアドバイザー。

大学卒業後、ブルックボンド紅茶に勤務。その後、ユニリーバでリプトン紅茶のPRを担当、20年以上にわたり紅茶メーカー勤務の経験を持つ。

これまで多数の紅茶セミナー、講演、テレビ出演、ラジオ出演、雑誌、新聞などでも活躍。現在は秋田県大館市の自宅で紅茶レッスン「イギリス時間、紅茶時間」を主宰するほか、秋田カルチャースクール、ヨークカルチャーセンター弘前で英国紅茶講座を担当している。

主なテレビ出演:「ためしてガッテン」(NHK)、「王様のブランチ」(TBS)他。四冊目の著書「しあわせ紅茶時間」(日本文芸社)を2015年10月に出版、好評発売中。

秋田県大館市在住。


羽二重餅ギフト12個入りのご紹介

生クリーム入り抹茶羽二重餅3個、いちごクリーム入り羽二重餅2個、えだまめ羽二重餅2個、黒蜜クリーム入りくるみ羽二重餅2個、季節の羽二重餅3個を詰め合わせました。お世話になったあの方や、職場など、さまざまなシーンで活躍するギフトです。