まちゼミを終えて羽二重旦那が感じた2つの事

山田桂月堂 店舗外観

以前ブログでご紹介した”まちなかゼミナール”私羽二重旦那担当の2講座が昨日終了しました。

まちゼミとは、お店の方が講師となって、専門知識やプロのコツを無料で教える少人数制のミニ講座です。時間は60~90分。お客様のお役に立つことで「お店」と「まち」のファンづくりを目指す。安心して受講していただくためお店からの販売は一切しない。ただし、一部材料費をいただく場合あり。

今日はまちゼミを終えて、私が感じた2つの事を綴ってみたいと思います。

伝統の技術は大いに公開すべきである

作って語ろう、季節の和菓子講座。この講座名で定員4名の2講座行いました。季節の上生づくりを体験させ、和菓子の価値を再認識してもらうのがねらいです。このようなお菓子を作ってもらうことにしました。

聖夜とみかん

あらかじめ着色はしたので、仕上げ作業を体験していただく感じです。初めてにしては、まずまずの出来栄えではないか、と思った受講者の制作したものが下の写真です。

まちゼミ受講者製作品

ふたをしてからの撮影だったので見づらいですが、時間があったのでバラの花も作ってもらいました。

一つ一つ作り方を教えて感じたことが、技術を公開する事の大切さです。技術の公開を嫌う作り手も中にはおられるかと思いますが、高い技術や手間ひまかけてものが出来上がる。それを再認識してもらい、和菓子に興味をもって頂く入り口になると感じました。伝統技術を見せない事には、人は気付いてさえくれません。

お菓子の作り手もお客様とのふれあいの場を増やそう

もう一つ感じたのが、作り手がお客様たちとの会話を増やさないといけない、という事です。基本工場で仕事をしている私にとって、今回のまちゼミはお客様たちの意見を頂く絶好の機会でした。

お客様のご要望にお答えし、その方を笑顔にさせる、その為にはお客様達とのコミニケーションが大切です。積極的にそういうふれあいの場を増やさないといけない、そう感じました。今回は思った以上の問い合わせで、受講できなかった人達がたくさんいますので、来年の早めの時期に、今回お断りしてしまった人向けのお菓子教室を開きたい、そう考えた山田桂月堂羽二重旦那でした。

 


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