尺貫法 色濃く残る 菓子屋にも (重さを表す匁、貫編)

分銅と物差し

でーぶ でーぶ100貫デブ 車にひかれてぺっちゃんこ・・・・・♪ (地域差ありかも)

こんな歌を昔歌った方も多いかと思います。しかしです、日本中のデブを代表して羽二重旦那から一言、、、「100貫デブ」は言いすぎです、なぜなら1貫=3.75キロなので、100貫は375キロとなるからです。。。

今日の羽二重旦那の日記は昔使わていた重さの単位、「匁と貫」の名残りを綴りますので、本日もよろしくお付き合い願います。

尺貫法(しゃっかんほう)とは!?

尺貫法(しゃっかんほう)とは、長さ・面積などの単位系の一つ。日本では、計量法により、1958年12月31日限り(土地と建物の計量については1966年3月31日限り)で取引や証明に尺貫法を用いることは禁止された。

1貫=3.75k 1匁(もんめ)=3.75g

長さのほうの寸は約3cmなので分かりやすいのですが、重さの方はグラムに馴れた私達にとって1匁が3.75gなのでとても馴れられない単位なのですが、このややこしい単位の名残りが菓子屋には現在もあります。

トレハブック錦玉

上記の写真の様に、寒天を使用したお菓子のレシピには寒天7.5グラムといった中途半端な単位で記されている事が多いのですが、なぜなのでしょうか?

角寒天(棒寒天)は一本7.5グラム!!

ここからは私羽二重旦那の推測になりますが、7.5という数字は2匁(1匁=3.75g)にあたります。寒天が出来た時には重さは匁や貫だったはずですので、角寒天1本を2匁と定めたのではないでしょうか。その規格が現在も続いていて、その為角寒天が1本7.5gなのだと私は推測します。

ただ、センチメートルに近い尺や寸に比べると、キログラムと匁や貫はかけ離れていて置き換えにくいので、現在では長さに比べると重さの名残りは薄いように感じます。機会があれば、ます目の合や升の名残りの紹介もしますね。

裸一貫から事業を立ち上げた人達に共通するのは、ブレない気持ち「一貫性」なのでは、、、

そう感じた、今日の山田桂月堂羽二重旦那でした。

 


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