和菓子への強い想いが感じられた「情熱大陸」出演、水上先生の講習会!!

八戸講習会のお菓子

先週の話になりますが、和菓子職人で初めて「情熱大陸」にも出演した一幸庵の水上力氏の講習会が青森県八戸市で行われる事に・・・ちょっと距離はありますが、又とない機会なので私も参加しました。

今日の羽二重旦那の日記はそのとき感じた事などを綴りますので、本日もよろしくお付き合い願います。

ひとたびお菓子を作り出すと、その姿が豹変!!

水上先生の講習会という事で、私羽二重旦那は前日から興奮して、まるで遠足前日の子供のように眠れませんでした(笑) 大館の同業者の方達と一緒に八戸まで・・・早めの到着でしたが、間もなく水上力氏が講習会場にやってきました。

第一印象は・・・思ったよりも小柄で、どこにでも居そうな初老の人。 そんな感じでしたが、講習会が始まりお菓子を作り始めると、圧倒的なオーラを醸し出し、まるで別人と感じました。例えるならば「格闘家」、、、お菓子と真剣に向い合い格闘しているかのようでした。

水上力ん練り切り包餡

まずは練り切りから、配合や製法はとてもシンプルなのですが「究極のシンプル」といった感じで、材料選びから製法まで一切の妥協を許さないその姿勢こそが「カリスマ水上力」たる所以だと強く感じました。

水上氏の蕨もちはまるで飲み物!!

「一幸庵」が世に広がるきっかけとなった和菓子が「蕨もち」といわれておりますが、この蕨もちを作り出すと、ギアが上がりハイトップになります。

一幸庵蕨粉水とぎ

水で溶いた蕨粉を強火で練っていきます。

蕨もち糸を引く

上の写真の様に糸を引くようになれば練り上がりです。

一幸庵蕨もち餡

蕨もち用のあん、とろっとろです。これを蕨もちの中に入れるのですが、これが至難の業。私も挑戦しましたが、上手く出来ませんでした。水上氏曰く、あんこが柔らかくて無理だ、そう思う固定観念が余計に難しくさせてるとの事・・・お菓子作りは余計な雑念は捨て、無心で行う物なのかとあらためて感じました。

この蕨もち、大げさに表現すると、まるで飲み物のように”すーっと”口の中で儚く消えていきます。久しぶりにお菓子を食べて感動した瞬間でした。

人を感動させるお菓子を作るために、お菓子作りへの姿勢や意気込みの足りなさを実感した八戸での羽二重旦那でした。


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