皆様ご無沙汰しておりました、昨日まで羽二重旦那はお休みし、クリスマス旦那に変身しておりましたので(笑) ブログを更新できませんでした。羽二重旦那からの一日遅れのメリークリスマスという事で、きょうはクリスマスケーキ作りの工程をご紹介しますね、よろしくお付き合い願います。
山田桂月堂のケーキのスポンジは魔法の木箱に収納
賛否はあるとは思いますが、私羽二重旦那はケーキのスポンジは一晩もしくは二晩ねかせるのが最適だと思っております。ねかせる事によりしっとりとしたスポンジに変身します、確かに焼きたてはふかふかなのですが、やはり私はしっとりスポンジを選択します。焼きあがったスポンジの収納にもある程度のこだわりがあります。
まずはオーブンからあがるときの写真です。焼きあがったスポンジをこの様に収納します。
木箱に収納する事によって、余計な水分は木が吸い取り、適度な水分をスポンジに吸収させてくれます。おひつで蒸らしたごはんが美味しいのと同じ理屈だと感じます。
木の重要性を再認識し、私が生まれる前から使っているこのオンボロ木箱をこれからも大事に使っていきたい、クリスマスが来るたびに毎年そう思うのです。
極寒の中でのクリスマスケーキ作り
この写真は生クリームをホイップしている途中のものです、クリスマスは大量に生産し、冷蔵庫には収納しきれないため、工場の中の暖房は御法度です、生クリームの変化をふせぐのが目的なのですがとにかく寒い、今年は暖冬なので比較的暖かかったのですが、いつも凍えながらの作業をしています。
寒さに耐えながらも作業は着々と・・・
ここからクリームを絞り、飾り付けをします。
生クリームの仕上げ中
モンブランの仕上げ
こんな作業を真夜中まで繰り返す毎日で、身も心もボロボロになりましたが、ケーキを購入したお客さまから”ことしもおいしかったよ”と声をかけられると疲れもとんでいきました。お客様を喜ばせる仕事がもっとしたい、そう感じたクリスマス後、山田桂月堂の羽二重旦那でした。
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