羽二重旦那のオススメ 大館駅前といえば鶏めしの花善だべ!!(前編)

花善外観

大好評シリーズ「羽二重旦那のオススメ大館駅前編」ですが、いよいよ真打ち登場、、、大館市民のみならず、全国的にも有名な駅弁「鶏めし」の製造元です。大館のソウルフードでもある「鶏めし」の紹介は多少荷が重いのですが、何卒本日もお付き合い願います。

花善と山田桂月堂の繋がり・・・!!

実は花善と山田桂月堂は親戚関係にあるのです。。。正直私はどの様な関係までかは最近まで知りませんでしたが、山田桂月堂創業者山田鉄之助の兄、山田鉄三という人物が花岡家(現在の花善)に婿入りしたという事だけは記憶しておりました。

そんな所に究極の鉄道オタクで「大館・小坂鉄道レールバイク」の代表も務めるの知人のO氏があるものをインターネットオークションで落札します。

戦前明けがらす掛け紙

「大館駅・駅弁の包み紙」として出品されていた様ですが、どう見ても山田桂月堂の明けがら寿のものだと感じ、落札してくれました。以前のブログで紹介した通り、山田桂月堂は昭和30年の大火に遭っておりますので、古い資料は殆ど残っておりません。あらためてO氏に感謝です。

鉄道省なので戦前の物のようですが、現在の明けがら寿の箱よりも彩り豊かで、あじわい深いデザインに感じられます。

実の兄弟が姓を変えて2人名を連ねる貴重な包み紙です!!

男系だけの説明ですと、山田桂月堂の本家の山田貞治とノエの間に生まれた長男が鉄治、次男が鉄三(三男ぽい名前ですが・・)、三男が羽二重旦那の曽祖父である山田鉄之助となっており、長男は山田家の当主を務め、次男が花岡家(現在の花善)に婿入り、三男が山田桂月堂を創業したという事のようです。つまり、上記の包み紙に名を連ねる、「花岡鉄三氏」と「山田鉄之助」は実の兄弟なのです。

包み紙の経緯を推測すると、、、鉄道省構内商の権利を持っていた「花善」に兄弟の繋がりで山田桂月堂の明けがら寿を卸販売していたのではないでしょうか!?

駅売店酒饅頭掛け紙

これはさすがのO氏も落札できませんでしたが、画像は提供して頂きました。ここにも花岡鉄三氏の名が記されております。

花善鶏めし

大館のみならず、日本国中に名を轟かせる「鶏めし」の誕生は戦後のようなので、この先の話になります。

「鶏めし」と花善のオススメポイントは明日の日記での紹介とさせて頂きますね。

花善の「鶏めし」への想いはロータリーの様な一方通行、そう感じる大館駅前山田桂月堂の羽二重旦那でした。

 

 

 


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