クリスマスも終わりほっと一息・・・ したいところですが、そんな訳にはいきません。今日はクリスマス後、大晦日まで山田桂月堂の羽二重旦那が毎年行ってい2つのルーティーン(その1)をご紹介しますね、よろしくお付き合い願います。
練り切り餡は名前の通りまさに練りきります!!
羽二重旦那の大晦日まで行うルーティーン(その1)は、お正月用の上生菓子作りです。山田桂月堂が新年を迎えるにあたって、和菓子店の看板である上生菓子を充実させていないと話しになりません。
毎年クリスマス後から作り始め、大晦日までには完成させないといけません、今日は上生菓子の中で主に使用する練り切り餡をねりましたので紹介しますね。
まずはふつうのあんこと同じように練っていきます(北海道産の手亡豆使用)
この様に火どっていきます、練り切り餡は名前のごとくまさに練りきるのです。
上がり際に求肥(餅粉を蒸して砂糖を入れ練った物)をまぜると、細工のしやすい練り切り餡のできあがりです。
お正月用の上生菓子はめでたい物が好まれます
お正月用の上生菓子は鶴亀鯛、松竹梅など婚礼の引き菓子に使うような、めでたいデザインが好まれます。新年を迎えるのはとてもめでたい事、そんな想いからなのでしょうか? 今日は紅梅(こうばい)を制作したので紹介しますね。
練り切り餡を着色して、中餡を包みます。
その後、模様をつけていきます。
そして紅梅(こうばい)の完成です、大晦日まで5~9種作ります。さあクリスマスが終わると和菓子モードに突入です、大晦日まで気の抜けない山田桂月堂の羽二重旦那でした。
あわせて、