クリスマスまで羽二重旦那が行う6つのルーティーン(最終章)

山田桂月堂 店舗外観

今日は羽二重旦那がクリスマスまで行う最後のルーティーンです。よろしくお付き合い願います。

正月旅行とは無縁の羽二重旦那が行う事とは?

お菓子屋は基本、人が休んでいる時に働く商売です。お盆やゴールデンウィーク、年末年始も山田桂月堂はもちろん休まず営業しております。帰省客の多いその時期が菓子屋にとっては一大イベントなのです。そのため羽二重旦那にはお盆休みも正月休みもございません、正月旅行とも無縁なのです。

12月の21~25日はクリスマスケーキ作り一辺倒で、その後の年末は正月用の上生菓子作りや餅つきに追われる為、日持ちのする正月用お土産品はクリスマス前に準備しないといけません。正月用土産品の準備が最後のルーティーンです。

その一部の商品の製造過程をご紹介しますね。

ハチ公もろこし型打ち

秋田銘菓のもろこしです。小豆の粉を使った落雁のようなものです(もろこしについては後日くわしくお伝えします)

このようにハチ公の木型に粉をつめ込みます。その後乾燥させます写真はこちら。

ハチ公もろこし乾燥

ホイロと呼ばれる乾燥庫でゆっくり乾燥させ、その後表面に焼き色をつけると香ばしくなり、美味しいですよ。その他の商品もクリスマスまで準備しないといけません。

クリスマス用の上生菓子も完成しました!!

以前にご紹介した練り切り製の聖夜。

聖夜2

餅菓子の赤鼻(あかはな)です。

トナカイ

大納言かのこ製の柊(ひいらぎ)です。

柊

 

今年のクリスマス用の上生菓子はこの3種にしました。クリスマスに向けて着々と順調に進んでいる? 山田桂月堂の羽二重旦那でした。


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