山田桂月堂の羽二重旦那オススメ ハチの足あと2

山田桂月堂 店舗外観

銘菓作りはお金がかかる!!

大館銘菓作りに時間がかかってしまうのは、言い訳にもなりますが、ある程度の理由がありました。オリジナルパッケージ作りにはこだわればこだわるほどお金がかかります。お金をかけないパッケージの選択肢もありますが、金沢の修行時代にお菓子の衣装の大切さを学んでいたので、パッケージにはこだわりたい、しかしウチにとっては莫大な初期費用をかけてまでの、銘菓開発は慎重に考えざるを得ない状況でした。

そして肝心の中身、常温で日持ちがして、尚且つターゲット層はしぼりますが、ある程度万人に受け入れられる物が必要だと、私は考えていました。最終的にここで、一番苦労する事になりました。

秋田DCがハチの足あとを後押し!!

2011年、知人に来年から秋田DCが始まって、秋田に人が沢山来るぞと聞きます。秋田DC? 調べてみると、正式には、秋田デスティネーションキャンペーンといって、JRと自治体や観光団体が連携して、全国に向け対象地を集中的に宣伝し、観光客を誘致するもので、近年はプレ、本番、アフターと3年間続くとの事。

ここしかない、来年のプレDCまでに、羽二重旦那開発の大館銘菓を完成させなければ、と思いました。長年あたためていた、商品名がこれです

ハチ公像

大館のキラーコンテンツ、忠犬ハチ公さまです!!

”ハチの足あと”・・・忠犬として今なお広く親しまれているハチ公は大館の地に産声をあげ、踏み出したその小さな一歩はこの地にしっかりと刻まれました。その後、人々の心に語り継がれる偉大な足跡(そくせき)を残したハチ公のように、はじめは小さな一歩でも、後に大きな足あととなる様な、深く皆様のこころに残るお菓子へとの願いを込め、丁寧に想いを込めておつくりした”ハチの足あと”を是非お味わいください。 こんな想いのこもったお菓子をつくりたい、いやつくろう。

商品名と物語(その商品への想い)は出来たものの、肝心の中身(お菓子)がまだ出来ていませんでした。この想いにみあう物はなんだろう、と悩む2011年の山田桂月堂羽二重旦那でした。

<つづく>

 

 


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