今日の羽二重旦那の日記も引き続き、山田桂月堂の明けがら寿を紹介したいと思います、本日もよろしくお付き合い願います。
明けがら寿作りでは父に遠く及ばない羽二重旦那です。
私の父、羽二重親父は高校卒業後すぐに山田桂月堂に入り、おもに事務や配達などの仕事をしてきました、当時は私の義理の叔父など身内の職人が何人かいたので、健康上の理由もあり菓子修行を断念したとの事でした(健康上の理由はその後改善され、現在までいたって健康でありますが)。
菓子修行を積んでいない羽二重親父ではありますが、昔から山田桂月堂で作っているお菓子においては、現在でも担当しており、その中でも明けがら寿に関しては羽二重旦那もいまだに追いつけない大きな壁となっております。
そんな羽二重親父の明けがら寿作りを紹介しますね。
砂糖と寒天を煮詰めたものを水で冷やし荒熱を抜きます、まだこの時点では透明です。
代々受け継がれている”すりこぎ棒”でまぜていきます、この時パチン、パチンとテンポの良い音色が響き渡ります。
だんだん白くなってきました、ここでくるみを投入!!
さらに白くなりました、ここで・・・
秋田杉の木型に流し込み、翌日切ります。
羽二重親父72歳、羽二重旦那42歳、全国各地から注文があり、現在も山田桂月堂の主力商品である”明けがら寿”において、そろそろ親父に追いつかないと、そう感じる山田桂月堂の羽二重旦那でした。
<つづく>
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