羽二重旦那のオススメ小正月の市から始まったアメッコ市

アメッコ市ポスター

今日1月15日は小正月、小正月の市が起源とされる秋田県大館市を代表する冬の風物詩、アメッコ市を紹介します、本日もよろしくお付き合い願います。

アメッコ市の由来

① はじまり

天正16年(1588)頃、甘味料として農家の主婦がお米でアメを作り、餅につけて食べたものを小正月の「市」で売ったのが始まりといわれている。この地方独自の民俗行事で冬の風物詩として親しまれてきた。

② アメッコ市と呼ばれるようになったのはいつから

江戸時代(1658)佐竹支藩大館城3代義房の頃「小正月の市」から「アメッコ市」 と呼ぶようになった。

③ アメッコ市のいろんないわれ

この日に田代岳から「白ひげ大神」や、近くの山より「仙人」がアメを買いにくるので帰りに足跡を消すために、かならず吹雪になるといわれている。

これは羽二重っ子が小学校の自由研究でアメッコ市について調べた物の一部です。小正月の市が起源となり、現在まで400年以上続く伝統行事がうまれた訳です。

アメッコ市のアメを食べると風邪をひかない?

大館アメッコ市には一つの物語があります。

ある年、白ひげ大神が風邪をひいてしまいアメッコ市に行けなくなります、かわりに”おこう”という少女がアメッコ市であめを買って、白ひげ大神に食べさせると、不思議な事にすぐに元気になった・・・ との事です。

この物語を信じるか、信じないかは皆様次第ですが、羽二重っ子は最後の感想でこう記していました。

「私は白ひげ大神のためにアメを買いに来たというおこうの気持ちを大切にして、風邪をひかないと信じてアメッコ市にはアメを食べたいと思います。」

もちろんアメッコ市には山田桂月堂も出店してあめを販売します、これから一時、菓子屋からアメ屋に専念する時期となります。羽二重っ子の”想い”を胸に、アメ作りに励もう、そう誓った山田桂月堂の羽二重旦那でした。


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